皆さん、抗酸化成分と聞いてどんな美容成分が思いつきますか？ビタミンC、ビタミンE、アスタキサンチン、コエンザイムQ10、フラーレンなどなど．．．。これらの美容成分は全て抗酸化成分と言われているものです。
では、皆さんはそれぞれの違いをご存知でしょうか？実はそれぞれに美容的にも見落とせない特徴があるんです。それを知ることで今お使いの化粧品の効果をより実感できるようになるでしょう。

そもそも抗酸化成分って何？

『抗酸化成分』という言葉をよく耳にするようになりましたが、それらが配合された化粧品を使用することで、私たちのお肌にはどんな良いことが起こるのでしょうか。
私たちは日々の生活で紫外線にあたったり、ストレスを感じたり、運動をしたりすることで活性酸素が発生します。活性酸素はあらゆる肌トラブルのもととなり、シミを作ったり、シワを刻んだりといったシグナルを発生させ、私たちの肌に老化現象を引き起こすことがあります。また、活性酸素にはいくつか種類があり、それぞれ性質が異なります。その活性酸素と戦ってくれるのが『抗酸化成分』なのです。
抗酸化成分配合の化粧品を使用することで、肌の上でそれぞれの抗酸化成分がさまざまな活性酸素と戦い、私たちの肌を守ってくれているのです。

抗酸化成分それぞれの特長

そんな心強い抗酸化成分ですが、それぞれ特長があります。それらを理解した上で、使用していくことで化粧品の効果をさらに実感することが出来るでしょう。
では、代表的な抗酸化成分の働きをそれぞれ見てみましょう！

~活性酸素緩和型~
このタイプの抗酸化成分は発生した活性酸素に水素を与えることでその活性を素早く緩和させることが出来ます。そして水素を与えた後は抗酸化の効果は消滅してしまいます。よって常に与え続けることが大切になります。
このタイプの抗酸化力のある代表的な美容成分：ビタミンC、ビタミンE、コエンザイムQ10など

~活性酸素鎮静型~
このタイプの抗酸化成分は、発生した高いエネルギーを持つ活性酸素のエネルギーを吸収した後、分解し効果がなくなります。また、このタイプのものは特定の活性酸素のみに高い効果を発揮します。
このタイプの抗酸化力のある代表的な美容成分：アスタキサンチン、リコピンなど

~活性酸素吸着＆分解型~
このタイプの抗酸化成分は発生したあらゆるタイプの活性酸素に力を発揮します。活性酸素を吸着したり、活性酸素を触媒的に分解したりすることで、活性酸素を無害化します。しかし、成分自体は変化しにくいので、その効果が持続することでも有名です。
このタイプの抗酸化力のある代表的な美容成分：フラーレン

このように一言に抗酸化成分、といってもその特長はさまざま。特長の違う抗酸化成分がいくつか配合されている化粧品を使用することで、活性酸素によるあらゆる肌トラブルを未然に防ぐことができます。
現在使用中の化粧品にはどのような抗酸化成分が配合されているか、是非チェックしてみてください。もしも数種類の抗酸化成分が組み合わさっているなら、皆さんの美肌のステップアップに貢献してくれるでしょう。