そのたるみ、ストップ!落ち肌を予防しよう
加齢とともにでてきてしまう、たるみ。いつまでも若い頃と同じ肌とはいかなくても、加速度的に落ちていく肌を黙って嘆いてばかりはいられません。今回は、たるみの原因を見ていきながら、たるみの予防策となる美容法をご紹介します。
憂うつな落ち肌…たるみの原因はコレ!
たるみの原因にはどのようなものが考えられるでしょうか。
(1)さけて通れない!? 加齢によるたるみ
皮膚の下にあって、肌の弾力性を支えているのがコラーゲンとエラスチンです。コラーゲンとエラスチンは、残念なことに加齢とともに減少してしまい、ピンとした肌を維持できなくなっていきます。
(2)猫背は禁物!悪い姿勢によるたるみ
猫背などの悪い姿勢が日常的になると、血流が悪くなり、むくみがでてしまいます。むくみはたるみの大きな原因のひとつです。
(3)ケアできているつもりでも…紫外線、乾燥などの外部刺激
紫外線により発生する活性酸素には、外敵から体を守ろうとする作用がありますが、酸化の力が強すぎるため健康な細胞も傷つけてしまいます。
また、紫外線によって肌のバリア機能が失われると、肌内部にうるおいをとどめておけなくなり乾燥が進みます。そのような状態が続くと、シワやたるみの原因になってしまいます。
これらの原因の他にも、ストレスや疲労、喫煙なども活性酸素を作り出す原因に!
たるんでなんかいられない!
予防には正しい姿勢とスキンケア

たるみを予防するには、まずはできるところから、その原因をとりのぞくことが先決です。UVケアを怠らず、紫外線をしっかり防ぐこと。保湿ケアを重点的に行い、乾燥から肌を守ること。こうした毎日のスキンケアを確実に積み重ねることで、今の肌が改善されるだけではなく、将来の肌にも大きな違いがでてくる可能性があります。
スキンケアでは、減少したコラーゲンを補うために、コラーゲンを増やしてくれるレチノールやビタミンC誘導体配合の美容液などを使用するのが効果的です。ビタミンCは、フラーレンと配合されることで、更にコラーゲンを増やしてくれる効果も。なお、レチノールは紫外線に弱いので、ナイトケアだけにとどめてください。
UVケアは夏だけでなく、1年中、外出しない時でも行うようにしましょう。
保湿ケアは、保湿成分が浸透しやすい製品の重ね付けがマストです。とくに乾燥が気になる時は、化粧水→乳液→化粧水→乳液とアイテムを重ねてスペシャルケアを。仕上げにオイルでふたをして、水分の蒸発を防いでください。
また、デスクワークなどで一日中座りっぱなしの姿勢が多い人は、意識的に姿勢を正すようにしましょう。仕事の合間を使って、肩や首を回す、窓の外の景色を眺める、少し歩き回ってみるなどの動きを取り入れて、同じ姿勢ばかりにならないように注意してください。
姿勢に気を付けることで、たるみを予防し、体の不調も改善されるので、いいことづくめです!
話題の「糖化」にも注目!
体の老化と深く関わっていると最近話題になっているのが「糖化」です。食事によって体内に取り込まれた糖は、体のエネルギー源として使われますが、余った分はタンパク質と結びつき、体内に蓄積されてしまいます。タンパク質と糖が結びつくこの現象を「糖化」といいます。
肌の弾力を作るコラーゲンやエラスチンは、糖化により機能を失い、シワやたるみの原因となってしまいます。白米やパン、うどんなどの炭水化物は食べすぎると、糖の過剰摂取につながります。低GI食品の玄米やそばなどを食べるようにしたり、サラダなどで食物繊維を食事の最初に食べたりなど、血糖値の上昇を緩やかにする食事の摂り方をすることで、糖の蓄積は抑えられることが分かっています。
丁寧なスキンケア、正しい姿勢、そしてバランスのとれたヘルシーな食生活を心がけて、たるみを予防しましょう!
<参考・参照元>
肌を内側から老化させる糖化の恐怖と6つの対策 / 化粧品の考え方 | アンチエイジングの神様
真皮|読んで美に効く基礎知識/お肌とコスメの科学
猫背の原因と誰でもできる簡単な治し方!キレイと元気を手に入れよう | 女性の美学
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