君島十和子さんにインタビュー! FTC(フェリーチェ トワコ コスメ)ブランドのキー成分 「フラーレン」の魅力について語ります<前編>
透明感のある美しい肌の持ち主として知られる君島十和子さん。自身が手掛ける化粧品ブランド「FTC(フェリーチェ トワコ コスメ)」の開発担当者として、いち早く優れたエイジングケア成分「フラーレン」を採用。独自にガイドブックを作成するなど、FTCに欠かせない「フラーレン」の奥深い魅力について伺いました。

安倍(以下A):FTCと言えば、「フラーレン」。今ではそんなイメージさえありますが、十和子さんが、最初に「フラーレン」と出会ったのはいつ頃だったのでしょう
君島(以下T):今から10年ほど前、FTCの最初の製品、UVパーフェクトクリームの開発に関わっていた頃だと思います。美容皮膚科の院内処方コスメや米国発のドクターズコスメに配合されていたことから、“なんだかすごい成分があるらしい”と、その存在は耳にしていました。実際に、あるドクターからは「フラーレンを配合したコスメを処方すると施術後の経過が良好」なのだというお話を伺ったこともあります。同時に、取り扱いが難しいとも聞いていて、美容成分というよりは薬剤の一種なのかな、くらいの認識でした。
A:「フラーレン」に興味をもたれるようになったのはどんな理由から?
T:その当時は、シワやシミ、くすみなど、肌の悩みに対応した化粧品開発が主流で、今のように老化を予防するケア意識や、総合的なエイジングケア製品というのはまだまだ一般的ではありませんでした。でも、いまある悩みに対処するのではなく、老化の原因に先回りして、エイジングそのものを根本から解決したいとずっと思っていたんです。それは私個人の強い願いであると同時に、ブランドの理念でもあって。FTCの化粧品開発の延長線上に「フラーレン」があるのでは、と感じていました。
A:エイジングケアにおいて大きな可能性があると直感的に思ったのですか?
T:はい、可能性を感じましたし、興味もあったので、フラーレン配合の他社製品を試してみたりしました。医療関係者の方からは、高い効果と安全性は魅力だけど、水に溶けにくい性質なので化粧品配合には難しい、と伺っていて。ただ、ちょうどその頃に水溶性のフラーレン「ラジカルスポンジ」が開発され、化粧品配合のへの道が大きく前進。タイミング的にとてもラッキーだったと思います。
A:「フラーレン」配合のFTC製品開発は、ラジカルスポンジ誕生がきっかけだったんですね?
T:確かに、「ラジカルスポンジ」の誕生によって、「フラーレン」の効果はそのままに、使用感やテクスチャーなどの条件で妥協する必要がなくなりました。じゃあ、最初に何が欲しいか、といろいろ考えたときに気付いたのが、“エイジングケアを本気で考えると、朝と夜のスキンケアだけでは足りない”という現実でした。子育てや仕事で忙しい女性はなおさら、鏡の前にすわってゆっくりお手入れする時間もありません、当時の私がそうでしたから。時間と手間をかけずに老化の原因に先回り、最大限のエイジングケアを約束してくれる、そういう製品を作りたいと思ったんです。
A:“世の中にないものが欲しい”ユーザーとしての視点もあったのですね
T:自分自身、エイジングケアの必要性を実感していた年齢。ユーザーのひとりとして経験から学びとったことを生かしていきたいと思っていました。じつは、日中も「フラーレン」をダイレクトに補える「パーフェクト トリートメント ミストエッセンスRS」をミスト状にしたのは、フラーレンはとても貴重で高価なもの! コットンや手に浸みこませてしまうのはもったいない(笑)、という主婦目線もあったんですよ。
A:なるほど! 確かにコットンに浸みこませてしまってはもったいないですね。
FTC青山直営店は十和子さんのこだわりが随所に。多くのお客様が訪れます。
次回後編「君島十和子さんにインタビュー! FTCブランドのキー成分 『フラーレン』の魅力について語ります<後編>」でも引き続き「フラーレン」の魅力についてお聞きします!
取材・文/


君島十和子/FTC クリエイティブディレクター
女優業を引退した後、化粧品ブランドFTCを創設、クリエイティブディレクターとして活躍中。50代とは思えない美肌とスタイルは常に注目の的で、エレガントなライフスタイルも含め、世代を超えて多くの女性たちが支持。著書に「十和子イズム」(講談社)、「十和子道」(集英社)、最新刊「私が決めてきたこと」(KADOKAWA)などがある。
女優業を引退した後、化粧品ブランドFTCを創設、クリエイティブディレクターとして活躍中。50代とは思えない美肌とスタイルは常に注目の的で、エレガントなライフスタイルも含め、世代を超えて多くの女性たちが支持。著書に「十和子イズム」(講談社)、「十和子道」(集英社)、最新刊「私が決めてきたこと」(KADOKAWA)などがある。
美容成分「フラーレン」との出会い
安倍(以下A):FTCと言えば、「フラーレン」。今ではそんなイメージさえありますが、十和子さんが、最初に「フラーレン」と出会ったのはいつ頃だったのでしょう
君島(以下T):今から10年ほど前、FTCの最初の製品、UVパーフェクトクリームの開発に関わっていた頃だと思います。美容皮膚科の院内処方コスメや米国発のドクターズコスメに配合されていたことから、“なんだかすごい成分があるらしい”と、その存在は耳にしていました。実際に、あるドクターからは「フラーレンを配合したコスメを処方すると施術後の経過が良好」なのだというお話を伺ったこともあります。同時に、取り扱いが難しいとも聞いていて、美容成分というよりは薬剤の一種なのかな、くらいの認識でした。
A:「フラーレン」に興味をもたれるようになったのはどんな理由から?
T:その当時は、シワやシミ、くすみなど、肌の悩みに対応した化粧品開発が主流で、今のように老化を予防するケア意識や、総合的なエイジングケア製品というのはまだまだ一般的ではありませんでした。でも、いまある悩みに対処するのではなく、老化の原因に先回りして、エイジングそのものを根本から解決したいとずっと思っていたんです。それは私個人の強い願いであると同時に、ブランドの理念でもあって。FTCの化粧品開発の延長線上に「フラーレン」があるのでは、と感じていました。
A:エイジングケアにおいて大きな可能性があると直感的に思ったのですか?
T:はい、可能性を感じましたし、興味もあったので、フラーレン配合の他社製品を試してみたりしました。医療関係者の方からは、高い効果と安全性は魅力だけど、水に溶けにくい性質なので化粧品配合には難しい、と伺っていて。ただ、ちょうどその頃に水溶性のフラーレン「ラジカルスポンジ」が開発され、化粧品配合のへの道が大きく前進。タイミング的にとてもラッキーだったと思います。
究極のエイジングケア製品の開発へ
A:「フラーレン」配合のFTC製品開発は、ラジカルスポンジ誕生がきっかけだったんですね?
T:確かに、「ラジカルスポンジ」の誕生によって、「フラーレン」の効果はそのままに、使用感やテクスチャーなどの条件で妥協する必要がなくなりました。じゃあ、最初に何が欲しいか、といろいろ考えたときに気付いたのが、“エイジングケアを本気で考えると、朝と夜のスキンケアだけでは足りない”という現実でした。子育てや仕事で忙しい女性はなおさら、鏡の前にすわってゆっくりお手入れする時間もありません、当時の私がそうでしたから。時間と手間をかけずに老化の原因に先回り、最大限のエイジングケアを約束してくれる、そういう製品を作りたいと思ったんです。
A:“世の中にないものが欲しい”ユーザーとしての視点もあったのですね
T:自分自身、エイジングケアの必要性を実感していた年齢。ユーザーのひとりとして経験から学びとったことを生かしていきたいと思っていました。じつは、日中も「フラーレン」をダイレクトに補える「パーフェクト トリートメント ミストエッセンスRS」をミスト状にしたのは、フラーレンはとても貴重で高価なもの! コットンや手に浸みこませてしまうのはもったいない(笑)、という主婦目線もあったんですよ。
A:なるほど! 確かにコットンに浸みこませてしまってはもったいないですね。

次回後編「君島十和子さんにインタビュー! FTCブランドのキー成分 『フラーレン』の魅力について語ります<後編>」でも引き続き「フラーレン」の魅力についてお聞きします!
取材・文/

ビューティエディター/美容ジャーナリスト 安倍佐和子
化粧品会社、出版社勤務を経て独立。女性誌や美容誌で編集・執筆活動を続けるほか、広告、マーケティング、トークイベントなど幅広い分野で活躍。ホメオパスの資格を有し、フィトテラピーアドバイザーのスキルも。モード系メイクからサイエンス、ホリスティック系までこなし、インパクトのあるヴィジュアルとわかりやすい文章に定評がある。著書に「安倍佐和子のMy BEAUTY Rules 人と比べない美人力の磨き方」(講談社)がある。instagram/REBECCA1224SAWAKO
化粧品会社、出版社勤務を経て独立。女性誌や美容誌で編集・執筆活動を続けるほか、広告、マーケティング、トークイベントなど幅広い分野で活躍。ホメオパスの資格を有し、フィトテラピーアドバイザーのスキルも。モード系メイクからサイエンス、ホリスティック系までこなし、インパクトのあるヴィジュアルとわかりやすい文章に定評がある。著書に「安倍佐和子のMy BEAUTY Rules 人と比べない美人力の磨き方」(講談社)がある。instagram/REBECCA1224SAWAKO