白さを叶える! 注目の美容成分5

白さを叶える! 注目の美容成分5

しみもそばかすもまったくない、透き通るような美しい肌にあこがれない女性はいないはず。だからこそ、一年を通して美白ケアをがんばってはいるのだけれど……。そんなすべての女性のために、今こそ知っておいてほしい実力派の美容成分を5つご紹介します。

白く透き通るようなお肌に必要な美容成分とは?


色の白いは七難隠すといわれるように、世の女性は白い肌にあこがれてきました。それにこたえるように世界中の研究機関で美白に関する研究が進められており、毎年新しい成分が発表されています。

ここ最近の約30年間を見ても、厚生省が認定した美白成分には「ビタミンC誘導体」をはじめ、「アルブチン」や「トラネキサム酸」など、雑誌やCMでよく目にする成分が数多く並んでいます。
美白への近道は、シミの原因となる「チロシナーゼ阻害活性」や「メラニン産生抑制」などが確認された成分がおすすめです。

自分にあった化粧品で、継続的にお手入れすること。そのためには、どの成分にどんな効果があるのかを知っておくことが大切です。その上で自分の肌や目的に合うものを見つけるのが賢いスキンケアといえそうです。

おさえておきたい美容成分はこれ!


ここで、広い意味での美白効果が期待される5つの成分をピックアップしてみました。それぞれの特徴を知っておけば、自分の肌や目的に合うものを見つけやすくなりますね。

・ビタミンC誘導体
壊れやすいビタミンCを誘導体という形で安定させた成分です。メラニンの生成を抑えるとともに、できてしまったメラニンを還元する働きも期待できます。そのため、多くの美白アイテムに使われている、人気、知名度ともに高い成分です。ただし、刺激が強く肌を乾燥させる特徴があるため、敏感肌、乾燥肌の人は使用する際に注意が必要です。ビタミンC誘導体のスキンケア製品とあわせて保湿もしっかりと行うようにしてください。

・アルブチン
コケモモなどの植物に含まれる成分です。できたばかりのメラニンは、「チロシン」というアミノ酸ですが、「チロシナーゼ」という酸化酵素の働きにより、チロシンは黒色メラニンに変化します。アルブチンはこのチロシナーゼに作用して、メラニンの生成を抑えます。刺激が少なく、安定していることも特徴で、しみ、そばかす、肝斑などのお悩みに効果を発揮します。

・ハイドロキノン
チロシナーゼの活性化を抑えるだけでなく、医療機関で使用されるほど強力な漂白効果のある成分です。ただし、非常に刺激が強く、扱いに注意が必要なため、皮膚科などで医師の監督のもと薬品として処方されるのがほとんど。化粧品や薬用化粧品に配合されることはまれですが、使われる場合は化粧品や薬用化粧品の範囲を超えない低濃度に抑えられています。

・コウジ酸
みそやしょうゆ、日本酒などの材料として知られるのが、麹(コウジ)菌。その発酵過程で作られる成分がコウジ酸です。メラニンのもとを作る酵素の活性や、エイジングの原因となる活性酸素の発生を抑える力があります。

・フラーレン
フラーレンは、炭素だけで構成された分子。紫外線ダメージを受けると肌では活性酸素が発生し、それがメラニンを活性化させてしまいます。フラーレンは、ビタミンCの172倍※と言われる強力な抗酸化力で活性酸素を取り除くという新しいアプローチで美白効果をもたらします。

※出典:『生産と技術』第60巻 第一号 P50-54 松林賢司(社団法人生産技術振興協会,2008)

正しいスキンケアが美白への近道


化粧品によって、成分の配合量や濃度にはばらつきがあるので、使う前にどんな成分がどれくらい含まれているかはかならずチェック。パッケージやメーカーのサイトに書かれている情報もよく読んで、正しい使い方を守りましょう。

また、美白成分の中には、刺激が強かったり、乾燥を招いたりするものも。日焼け止め保湿剤など、弱点をフォローする化粧品を併用した方がいいこともあります。もちろん、相性のよくないアイテムと組み合わせるのはNG。自分に合ったものをしっかり選んできちんとお手入れすれば、透き通るような美白肌が手に入る日も近いかも!


引用元:正木 仁編集『機能性化粧品開発と医薬部外品薬用化粧品承認取得アプローチ』(技術教育出版社 )p.156-159


<参考・参照元>
【医師監修】美白成分を知って、美白美容液を上手に選ぶ│スキンケア大学
日本化粧品工業連合会 化粧品等の適正広告ガイドライン
チロシナーゼとは?|用語辞典│美容整形外科・皮膚科なら聖心美容クリニック
研究開発レポート「コウジ酸」|デルメッド
ハイドロキノン誘導体を知ろう!ハイドロキノンとの違いや効果と副作用│無添加化粧品のススメ

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