身体の内側からアプローチするインナーケアでキレイを目指す

身体の外側だけでなく、内側からのケアが重要視されるなか、注目を集めている「腸活」。便秘解消、美肌、免疫力向上などのメリットがあることから、興味がある方も多いのではないでしょうか。腸活初心者でも無理なく手軽にできる方法を紹介します。

水分補給と食事はタイミングが大事！

腸内環境を整えるためには、十分な水分摂取と食生活の改善が大切です。腸の働きをよくする水分の摂り方や食事の取り方を意識し、習慣にしていきましょう。

• 腸内環境を整える水分摂取

寝ている間の汗で水分量が減っている朝は、必ず水分補給を。水が体全体に行き渡り、スムーズなお通じにつながります。利尿作用があるコーヒーや緑茶は、水分が出て行ってしまうので、常温の水か白湯がいいですね。ここで注意したいのが、一気に飲むのではなく、1日の中でコップ一杯程度をこまめに飲むこと。出かけるときには水筒を持ち歩くなどして、いつでも飲めるようにしておきましょう。

• 腸によい食事のコツ

何を食べるのかよりも重要なのが、そのバランス。同じものばかりではなく、さまざまな食材から栄養を取ることが大切になります。栄養が偏りがちな外食では、品数の多い和食がおすすめ。1日3食しっかりとよく噛んで食べることが基本です。夜遅くの食事は胃腸に負担がかかるため、就寝3時間前には夕食を終えるようにしたいところ。どうしても難しい場合は、量を少なめにしましょう。

腸の動きをよくするポイントは「温める」こと！

寒い冬はもちろん、夏も冷房の使用や冷たい食べ物や飲み物の摂取によって冷えやすくなっています。腹巻をするなど、1年を通して温かく保つことを意識しましょう。お腹を温めることで腸の動きが活発になります。なかでも実践しやすいのが入浴です。

• 入浴で深部体温を上げる

大切なのは、シャワーだけですませず、浴槽の湯につかること。熱いお湯だと、交感神経が刺激されて血圧や心拍数が急に上がり、身体への負担が大きくなってしまいます。38〜40度のぬるめのお湯に15分程度つかると身体の芯まで温めることができます。好きな香りのアロマオイルや入浴剤を入れるなど、入浴が楽しみになる方法を工夫してみてくださいね。

• 質のよい睡眠につながる入浴後の過ごし方

お風呂上がりには、水分補給忘れずに。体温を下げてしまうので、冷たい飲み物は控えておきましょう。冷えやすい方は、温かい飲み物を選んで。水、白湯以外では、ノンカフェインのハーブティーや麦茶がおすすめです。そして、腸の健康のために欠かせないのが睡眠。入浴は就寝1時間前が理想です。ブルーライトは寝付きが悪くなったり、眠りが浅くなったりする原因になるため、スマホをベッドに持ち込まないようにし、決まった時間に眠ることを心がけましょう。

規則正しい生活習慣が大切

生活習慣を急に変えるのは難しいですが、少し見直すだけでも変わってきます。何から始めたらいいかわからないという方は、よく噛んで食事をする、水分摂取のタイミングを決める、スマホを見ながら寝るのはやめるなど、どれか1つでもいいので、できそうだと思うことから取り入れてみてはいかがでしょうか。また、発酵食品や食物繊維などの積極的な摂取や適度な運動も効果的です。日々の積み重ねで健康的な美しさを手に入れましょう。

文：コスメコンシェルジュ・コスメライター 星乃 瑠璃波