自分のすっぴん、自信をもって人に見せられますか？旅行先などですっぴんになる機会もありますし、メイクの土台となるのもすっぴんの肌。すっぴんが輝いてこそ、あらゆるメイクが映えるのです。そんな美しいすっぴんを作るカギを握るのが”洗顔”。今回は、すっぴんを磨いて美すっぴんへと導く洗顔方法についてご紹介します。

美すっぴんは朝晩の洗顔から

美すっぴんへの道は、朝晩の洗顔から始まります。最近は「朝は水ですすぐだけ」「洗顔料は使わなくても良い」などさまざまな説がありますが、きちんと洗顔しないと肌についている皮脂汚れが落とせません。そのような状態のままスキンケアをすると、肌に残った余分な油膜が化粧水などの浸透を妨げることも。皮脂汚れを放置すると肌の上で酸化して肌トラブルや肌老化につながります。

もし洗顔後のつっぱり感が気になるようなら、季節ごとに洗顔料を変えると良いでしょう。皮脂量が減って乾燥しやすくなる冬は、夏に使っていた洗顔料が合わなくなっている場合もあります。また、乾燥肌の方は朝は洗顔料が必要ないこともありますので、自分の肌タイプによって使い分けましょう。

肌を傷つけずに洗い上げる「もっちり泡」

洗顔時に力を入れすぎてしまうと、肌にダメージを与えます。洗顔中に鏡を見て、もし肌が手の動きに合わせて動いてしまっていたら力の入れすぎです。

力を入れずに皮脂汚れをきちんと落とすコツは、弾力のある「もっちり泡」を作ること。泡がクッションの役割を果たし、洗顔中も肌を痛めません。そして、もっちり泡を作るには丁寧な泡立てが必要。洗顔料を手に取ったら、水を加えてじっくり泡立てましょう。もし泡がゆるいようだったら洗顔料をプラスして、濃密なもっちり泡を作ります。生クリームのツノが立つくらいの弾力の泡ができたら、手を逆さにしても落ちないか確認してください。そして内側から外側へ円を描くように泡を転がして洗顔しましょう。

これさえ覚えれば大丈夫！最強の洗顔マニュアル

まずは手をしっかり洗います。手に汚れがついていると洗顔料があまり泡立たず、手の洗浄に洗顔料が使われてしまって顔をきちんと洗うことができません。

手を洗ったら、ぬるま湯で顔を濡らします。洗顔料を泡立て、卵1個分くらいのもっちり泡を作りましょう。先述のように、生クリームのツノが立つくらいの固さの泡を作ったら、皮脂汚れが多いオイリーな部位からTゾーン→Uゾーン→目もと・口もとの順に洗っていきます。時間差を作ることで、汚れの多い部分はしっかり洗って皮脂汚れまで落とし、乾燥しやすい部分はさっと洗ってダメージを抑えることができます。

Tゾーンはおでこから。内側から外側に向けて洗い、こめかみの部分まできちんと泡を転がします。小鼻は皮脂がたまりやすい部分なので、指先を使って小さく円を描くようにして丁寧に洗いましょう。ここまでがオイリーゾーンなので、油分が残っていないか指先で確認し、もしヌルっとしている部分があればもう一度優しく洗いましょう。

最後にUゾーンと目もと・口もとをさっと洗います。特に皮膚が薄い目もと・口もとは泡をなじませる程度で大丈夫。乾燥しやすい部位は、あまり時間をかけずにスピーディーに洗うのがおすすめです。すすぎ終わったら、鏡を見て洗い残しがないか確認。タオルで水滴を押さえるようにやさしく拭いたら、洗顔完了です。洗顔後にすばやく保湿するのも忘れずに！

文/萩原かおり

＜参考・参照元＞
【医師監修】意外と知らない人が多い“正しい洗顔” | スキンケア大学
【医師監修】朝の肌に洗顔料は必要？朝の肌に良い洗顔方法 | スキンケア大学