早めのエイジングケアでいつまでも若々しい肌をキープ

肌の乾燥は、様々な肌トラブルを引き起こす原因になります。
気になるエイジングサインも、実は肌の乾燥が原因かも？ エイジングサインの状態を見極めて、それぞれの悩みに合ったアイテム選びとケアで、揺らぎのない安定した肌を手に入れましょう。

エイジングサインの種類と特徴

エイジングサインの代表的なものは3種類あります。
乾燥からはじまり、乾燥が進むと小ジワ・シワが目立ちやすくなります。さらに乾燥が進むと肌のごわつきや赤みを感じ、肌荒れなどに繋がることも。
今の肌状態に合わせて化粧品を選ぶことが大切です。

エイジングサイン：乾燥・肌荒れ

通常、うるおいのある肌の角質層は、約20～30％の水分量で満たされています。
しかし、水分量が20％以下の状態になると乾燥肌の状態に。カサついて、かゆみがある場合は水分量が10%以下になることも。
そうなると皮脂膜の肌のバリア機能が低下して、刺激を受けやすくなってしまいます。

エイジングサイン：小ジワ・シワ

乾燥により肌のキメが乱れ、細かいシワができます。表情のクセ、紫外線ダメージ、加齢などが影響することも。さらに乾燥が進むと表面上の小ジワから深いシワへと進行していきます。

エイジングサイン：くすみ

肌が乾燥するとカサつき、透明感やツヤが失われてしまいます。透明感が失われると、顔全体がくすんでぼやけた印象になることも。

エイジングサインごとのケア

乾燥肌を放っておくと様々な肌トラブルを起こす引き金になります。
まずはしっかり保湿すること、そしてエイジングサインに合わせたケアを早めに行うことが重要。肌状態に合わせたアイテム選びをご紹介します。

乾燥・くすみには高保湿化粧品

保湿成分のセラミド、アミノ酸、コラーゲンなどが配合された高保湿化粧水で、まずはしっかり肌を整えましょう。その後、美容液、クリームの順でうるおいのふたをすることが重要です。

小ジワ・シワには効果が認められた化粧品を

乾燥小ジワには「効能評価試験済み」の記載がある、乾燥小ジワを目立たなくする効果が認められた化粧品がおすすめ。シワにはニールワン、レチノール、ナイアシンアミドなどの有効成分が一定の濃度で配合された医薬部外品の化粧品がおすすめです。

肌荒れには医薬部外品

炎症を抑えるグリチルリチン酸ジカリウム、アラントインなどが配合されている医薬部外品の化粧品がおすすめ。できるだけ低刺激なもの、アルコールや香料などの添加物がふくまれていないものを選びましょう。

エイジングケアで注目の成分フラーレン

フラーレンは「ビタミンCの250倍」もの抗酸化力（肌の酸化を防ぐ力）をもち、エイジングケアにうれしい様々な効果がある注目の成分。フラーレンが規定値以上配合された化粧品には、フラーレンのロゴがついているので、化粧品選びの参考にしてください。

うるおいのある美肌づくりに力を入れよう

乾燥が気になるこの時期こそ、エイジングケアで揺らぎのない美肌をキープしましょう。
日々の保湿ケアに加えて、肌状態に合わせたエイジングアイテムを取り入れることが重要です。
必要な成分を見極めながら、効果が実感できるアイテム選びをしてみては。また、生活習慣を見直し、身体の巡りを整えて、心地よく日々を過ごすことも大切。
正しいケアを続けることで1年後、5年後の肌に違いがでるはずです。

文 ：コスメコンシェルジュ・コスメライター 土屋 紀子