毛穴の黒ずみ・開き・たるみ、みんな悩んでる！

年齢や肌質を問わず、肌悩みの原因となる「毛穴」。あれこれ試してみても、効果が出なかったり、逆に目立つようになったりなんていう経験ありませんか。
自宅で簡単、正しい毛穴ケアで、つるつる肌を手に入れましょう。

毛穴悩みの原因は2つ

1つめは肌の水分不足や、水分と油分のバランスが崩れることでおこる「皮脂の過剰分泌」。
毛穴が開きやすくなり、さらに毛穴に皮脂が溜まり、汚れと混ざり合うと角栓になります。また、角栓が空気や紫外線で酸化し、毛穴の黒ずみになるのです。
2つめは「ハリ・弾力の低下」。
皮膚が毛穴に落ち込んで、毛穴が開いて見えることで目立ってしまうのです。

• 毛穴タイプは3種類。あなたは何タイプ？

1つめは「詰まり毛穴」。Tゾーンや小鼻周辺にできやすく、皮脂や汚れが毛穴に詰まった状態、黒ずみや角栓も「詰まり毛穴」です。
2つめは「開き毛穴」で、オイリー肌の方にあらわれます。
3つめは加齢による「たるみ毛穴」。肌の弾力不足で、毛穴の開きが目立ちます。

毎日のスキンケアが肝心！

毛穴レスな肌は、日々のお手入れが重要。
洗顔で毛穴の汚れを落とし、汚れを溜めないことで角栓や、にきび・吹き出物の予防に繋がります。また、自分の毛穴タイプに合わせたアイテム選びで、キュッと毛穴の引き締まった美肌を手に入れましょう。

• 手始めに蒸しタオルで毛穴汚れクリア

洗顔前に蒸しタオルで毛穴を開くと効果的です。
体温よりやや高い温度の蒸しタオルを顔にのせ、タオルが冷めてきたら終了。毛穴が開き、次の洗顔のステップで、毛穴に詰まっている汚れや角栓が落ちやすくなります。

• 詰まり毛穴は、もこもこ泡で撃退！

洗顔は丁寧に泡立て、もこもこの泡で肌を優しく包み込むようにで洗いましょう。
クレイやスクラブ配合の洗顔は、皮脂や汚れを吸着してくれるのでおすすめです。

• 開き毛穴は化粧水で水分補充、乳液で油分コントロール

化粧水は、ハンドプレスで肌に行き届かせるイメージで。
しっかり保湿された肌は、皮脂分泌が整い、開き毛穴を予防してくれます。
オイリー肌の方は、油分の少ない乳液や、水分と油分のバランスがいいジェル状クリームなど、さっぱりと使えるアイテム選びを心がけましょう。

• たるみ毛穴は美容液で集中ケア

加齢が原因の「たるみ毛穴」は、ハリ弾力UPを助けるレチノールやペプチド、抗酸化力が長続きするフラーレン配合の美容液を選ぶと効果的です。

ベースメイクで毛穴悩みゼロへ

ベースメイクを落としたら「なんだか肌の凹凸が気になる・・・」という経験ありませんか。
何気なくやっているメイク工程が、実は毛穴の汚れを助長しているかもしれません。
ベースメイクをする上で、気をつけたいことを整理していきましょう。

• コンシーラーは落としやすさで選ぶ工夫も

肌の気になる所を隠しくれるコンシーラーも、しっかり落とせなければ毛穴汚れの原因に。
せっけんで落とせるような、負担の少ないアイテムを選ぶことも毛穴をクリアに保つ工夫です。

• ファンデの毛穴の落ちは保湿で改善

ファンデの毛穴落ちは、ファンデーションのせい？と思いがちですが、実は保湿不足かもしれません。メイク前に化粧水で、しっかり保湿をすることで、余分な皮脂分泌を抑え、改善されることがほとんどです。

毛穴と上手に付き合ってつるつる美肌を手に入れる

女性の肌悩みで、最も多いといわれることのある「毛穴」ですが、悩んでいる方の年齢層も幅広くなっています。ということは、女性と毛穴ケアは、長い付き合いになると言えそうです。
毛穴ケアに近道はないとしても、自分の毛穴のタイプを知り、それに合った正しいスキンケアを毎日コツコツ行うことが大切です。
美容液など効果的なアイテムにチカラをかりながら、また、ベースメイクのちょっとした工夫などで、毛穴の整ったつるつる肌に近づきましょう！

文 ：コスメコンシェルジュ・コスメライター 服部 千春