紫外線だけではない？真夏のエアコンによる寒暖差にも対策を

エアコンの効いた涼しい室内から、1歩外へ踏み出すと猛烈な暑さに照りつける太陽。
この大きな寒暖差は肌悩みを引き起こす原因に。
今回は、真夏の寒暖差に負けずに美肌をキープするスキンケアのポイントや対策法をご紹介します。

エアコンの寒暖差が引き起こす肌へのダメージと必要な対策とは？

肌をとりまく真夏の環境。エアコンの寒暖差は肌にどのような影響があるのでしょうか。
原因と必要な対策をチェックしましょう。

• うるおい不足の肌への乾燥対策

暑さに襲われる外では強い紫外線の影響により、うるおいを保つバリア機能が低下した肌。水分が失われやすい状態です。
一方、エアコンにより冷えた室内。湿度も下がり肌の乾燥を招く原因に。エアコンの風に直接あたることで、さらに乾燥のリスクも高まります。
だからこそ、十分な乾燥対策が必要です。
この温度差をくり返すことで自律神経のバランスが乱れ、不調につながるといわれています。健やかな肌を保つには、思わしくない状態なのです。

• 乾燥や血行不良によるくすみ対策

紫外線によるダメージに加えてエアコンの影響で乾燥した肌は、キメの乱れやくすみを引き起こす原因に。また、冷えた室内で過ごすことが多くなることで、血流が滞りやすくなり肌のくすみにもつながります。

スキンケアのポイントやとり入れたい習慣

寒暖差が引き起こす肌の乾燥やくすみには、ポイントをおさえたスキンケアと毎日の習慣で対策しましょう。

• 基本の保湿ケアをきちんと行う

肌のベタつきを感じる夏は、乳液がいらないと思っている方も多いかもしれません。
しかし、大切なのは基本の保湿ケア。化粧水でうるおいをチャージした後は、乳液やクリームなどで油分を補いうるおいをキープするケアを行いましょう。
日中の保湿ケアやメイク直しには、ミスト化粧水があると便利。
保湿を重視する場合は、保湿成分や油分が配合されたアイテムをとり入れることがポイントです。

• 冷え対策＆血流アップ習慣でくすみ対策

室内の冷え対策には、カーディガンなどを持ち歩いて温度調節できるように工夫を。
冷たい飲み物のとりすぎにも気をつけましょう。
入浴をする際は、夏は38～39℃のぬるま湯を目安に湯船につかることで、リラックス効果や血流アップが期待できる為、とり入れたい習慣です。

寒暖差に負けない肌を目指すスキンケアの選び方

鍵となるのは保湿。成分とテクスチャー選びのポイントをご紹介します。

• 肌の保湿に特化した成分をとりいれる

うるおいをキープする肌を目指すには、肌の土台ケアが大切。そこで効果を発揮するのは、高い抗酸化作用が魅力のフラーレン。バリア機能を正常に保つ効果も期待できます。あわせて保水力が高いヒアルロン酸、バリア機能をサポートするセラミドをとり入れると良いでしょう。

• テクスチャー選びで心地よいスキンケアタイムに

ベタつきが気になる方は、さっぱりとした使用感の化粧水や軽いつけ心地の乳液やクリームを。うるおい補給と保湿を叶える、みずみずしいテクスチャーのジェルタイプのアイテムをとり入れてみましょう。

基本の保湿ケアと毎日の習慣で真夏もうるおいたっぷりのツヤ肌に

紫外線にエアコン…。汗や皮脂によって一見うるおっているように感じていても、想像以上に肌のうるおいが不足している真夏の肌。紫外線対策にプラスしてきちんと対策することが必要です。
エアコンの寒暖差による乾燥やくすみ対策のポイントは、基本の保湿ケアと毎日の習慣。内側の健やかさがあってこそ美しい肌は保てるもの。
だからこそ、肌だけではなく身体を労わることも大切です。この2つのポイントをおさえて、今日からうるおいたっぷりのツヤ肌を目指すケアをはじめましょう。

文 ：コスメコンシェルジュ・コスメライター hare