シミやくすみは何故できる?美白対策を徹底解説~こたろクリニックの吉武先生にインタビューVOL.2
美白対策のポイントは?おすすめの成分をご紹介
日焼けをしてしまったら、まずしっかりと保湿をしましょう。理想的なお肌とは、お肌の内側に水分がしっかり保たれている状態。お肌にうるおいが保たれていれば、肌表面が滑らかに整い、お肌に透明感があるように見えます。
しかし、お肌が乾燥すると、肌表面の角層がめくれてけば立ってしまうため、肌の表面に陰影ができ、肌のトーンが下がり、くすんだように見えてしまいます。
乾燥が進んだお肌はバリア機能が低下していますので、紫外線のダメージを受けやすくなってしまいます。
美白ケアには、ただ美白有効成分をとりいれるだけではなく、お肌を土台から整えるようにしましょう。開発監修しているビューティーモールでは、洗顔、角質ケア、保湿、UVケアの4ステップを大切にしています。
また、化粧品を選ぶ際には成分にも注目してみてください。たくさんの種類があるため選ぶのが難しいような気がしますが、今回美白ケアにもおすすめな成分を教えていただきましたので、ぜひ参考にしてみてください。
■万能な抗酸化剤「フラーレン」
まず最初にご紹介するフラーレンは、優れた抗酸化剤として知られ、美白対策にも期待ができると言われている成分です。
Vol.1でもお話したように、紫外線やストレスなどで過剰に発生した「活性酸素」は、シミやくすみなどの肌トラブルの原因に。肌表面に大量に活性酸素が発生すると、メラノサイトに情報伝達が行われ、シミのもととなるメラニン産生を促します。
そこに活性酸素と戦う抗酸化剤『フラーレン』があることで、メラニン産生を促す情報伝達そのものをブロック。シミの発生を抑えることができると考えられています。
前編の内容はこちら ☞シミやくすみは何故できる?美白対策を徹底解説~こたろクリニックの吉武先生にインタビュー VOL.1
また、フラーレンには他の抗酸化剤とは異なる3つの特徴があると言われています。
- 『強い抗酸化力』
- 『効果が長時間持続』
- 『紫外線に安定』
そんなフラーレンの性質を生かしてフラーレンをダブル配合したのがWフラーレンUVです。紫外線ケアに日焼け止めを使うなら、フラーレン入りを強くお勧めしたいと言う願いから開発をいたしました。その他、フラーレンと相性の良い成分をたっぷり配合致しました。
フラーレンの長所はそれだけにとどまりません。なんと活性酸素が原因で起こる様々な肌トラブルにもマルチに効果があると言われています。
先述の通り、シミやくすみを抑制することによって美白効果が期待できますし、他にもニキビやしわ、毛穴目立ち、保湿などの改善効果が見込めます。それぞれに対して臨床試験を行っており、きちんとしたエビデンスがあるというのがフラーレンの大きな特徴です。
■フラーレンと相性の良い成分、浸透性に優れた「APPS」
APPSは、「真皮層」に働きかける浸透力に優れた成分です。この「真皮層」は」70%程がコラーゲンから合成されているため、お肌のハリを生み出すとても大切な部分です。
従来のビタミンCは水溶性や脂溶性に分けられますが、APPSは水溶性と脂溶性の両方を兼ね備えた万能なビタミンC誘導体。その浸透力は、従来のビタミンC誘導体と比べてもなんと100倍以上と言うデータも報告されています。そのため角質層へしっかりと吸収され、コラーゲンを合成する大切な場所「真皮層」まで届けることができ、ビタミンCが本来持つコラーゲンを産生作用を効果的に発揮し、シワに効果的に働きます。
先述したフラーレンとの相性も良く、フラーレン同様、抗酸化も高いのが特徴。シワに効果的と言われるAPPSですが、実はシミやくすみを抑制することにより、美白にも効果が期待できる成分です。また、ビタミンC誘導体は、ピリッとした刺激を感じるものや、赤みが出やすいものなどがありますが、APPSは刺激も感じないため、多くの患者さんから好まれています。
■お肌に欠かせない保湿成分「セラミド」
セラミドとは誰のお肌にもある成分です。セラミドは乾燥などの外部刺激からお肌を守る働き(バリア機能)があるため、健康的なお肌や美肌を守るためには必須成分と言えるでしょう。
たっぷりのセラミドで満たされたお肌は水分でしっかりと満たされているため、バリア機能が働き、しわやたるみ、乾燥などの肌トラブルが起きにくい状態。ところが、セラミドを産生する力は年齢を重ねるにつれ低下していくと言われており、赤ちゃんの時が最も高く、30歳過ぎると大幅に低下。なんと50歳になると20代の約半分に減少してしまうのだそう。セラミドの減少とともに、バリア機能も低下していきますので、セラミド配合の化粧水などでお肌をしっかり保湿するように心がけましょう。
美白ケアは、お肌の土台が整ってこそ高い効果を発揮します。美白化粧品を使うことももちろん大切ですが、日ごろの保湿ケアをしっかりと行い、バリア機能の低下を防ぎましょう。
美白対策のおススメ成分いかがでしたか?
フラーレン、APPS、セラミドは美肌への近道となります。また、フラーレンとAPPS、セラミドはとても相性が良いことからビューティーモールの商品にはしっかりとこれらの成分を配合しております。美容液やオールインワンジェル、クリームはより浸透性を高めるために独自の技術によりリポソーム化(カプセル化)して配合。実際にクリニックでもレーザー治療の後などに使用しております。
セルフケアとクリニックのケアで美白を目指そう
美白化粧品に期待できることはお肌を健やかに整えることです。
お薬とは違うため、シミを「薄くする」ことや肌荒れを「治す」ような効果は期待できませんが、日ごろのスキンケアを正しい方法でしっかりと行うことにより、お肌の状態を整え、トラブルが起こりにくいお肌にしていくことができます!
まずはフラーレンやAPPS、セラミドのような有効成分が配合されているスキンケア化粧品スキンケアを丁寧に行い、肌トラブルを予防・健やかな状態を維持するように心がけましょう。また、ドクターズコスメと美容医療の融合こそ美肌への近道です。
日々のお手入れは、先ほど紹介した成分を配合したドクターズコスメで。美容医療では、美白化粧品ではできないような、シミを薄くするレーザー治療や光治療、塗り薬や飲み薬の処方をしていますので、ぜひクリニックでの治療にも頼ってみてください。
シミをとるレーザーは、ピコレーザーやQスイッチレーザーがあり、ピンポイントで照射することができます。
光治療はBBLというものがあり、テープを貼るダウンタイムが無いこと顔全体に照射してコラーゲンの生成を促し美白以外にも肌の張りを出すことができることができます。
またくすみや肝斑や色素沈着には、ピコトーニング という美白治療をしています。
レーザー照射にはこだわりがあり、できる限り一度で違いを感じて頂けるよう細やかに照射することを心がけておりますので、患者さんからのお喜びのお声も多くいただいております。
シミをとるレーザーは、ピコレーザーやQスイッチレーザーがあり、ピンポイントで照射することができます。
美容医療とメディカルコスメの融合で相乗効果が生まれ、より美しいお肌を保つことができるのです!その方その方により様々な治療法があるため、お気軽にご相談をください。
また、こたろクリニック開発監修のドクターズコスメ、BEAUTY MALLのアイテムには、お勧めの成分としてご紹介したフラーレン、APPS、セラミド(人型セラミド5種)が配合されています。美白ケアにぜひ使用してみてくださいね。吉武 光太郎(よしたけ こうたろう)/笹塚駅前こたろ形成皮ふ科クリニック 院長
[ 資格 ]日本形成外科学会認定 形成外科専門医
[ 所属学会 ]日本形成外科学会/日本美容外科学会/日本創傷外科学会
▼ 吉武 先生 監修「BEAUTY MALL(ビューティーモール)」
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