シミやくすみは何故できる?美白対策を徹底解説~こたろクリニックの吉武先生にインタビュー VOL.1
そう思っていても、秋冬の涼しい季節になってきたらシミが増えてしまっていたり、お肌の炎症が落ち着いたと思ったら色素沈着として残ってしまっていたり…
そんな経験はありませんか?
様々なストレスにさらされた現代の私たちにとって、お肌のトラブルは避けられないものですよね。理想の美しいお肌に近づくために、一体どんなことができるのでしょうか。
今回は、ビューティーモール のフラーレンやAPPS配合化粧品を開発しているこたろクリニックの吉武先生にお話を伺い、シミやくすみが発生するメカニズムや、日常生活で気を付けたいちょっとしたテクニックについて伝授していただきました。
たっぷり前後編の2部構成でお届けします!
美白の大敵 3か条!シミ・くすみ・色素沈着...

皆さまは、美白と聞くとどのようなお肌を思い浮かべますか?
くすみ知らずの透き通ったようなお肌や、陶器のように真っ白な美しいお肌…
理想の美しいお肌に近づくために、美白を妨げるシミやくすみ、色素沈着などの肌トラブルが発生するメカニズムや、日々の心がけでできる美白対策を見ていきたいと思います。
シミ発生のメカニズム
シミが増える原因は、ズバリ、紫外線によるもの。
紫外線を浴びると、シミの原因となる色素「メラニン」を生成するメラノサイトという細胞が活性化されます。通常このメラニンは、肌のターンオーバーによって皮膚表面に押し出され、アカとなって落ちていくため肌色は一定に保たれていますが、強いエネルギーを持つ紫外線UVBによる刺激を過剰受けると、メラニンが大量に生成。その結果、ターンオーバーが乱れてシミの発生に繋がるのです。
更に恐ろしいことに長年紫外線を浴び続けてきたお肌には、目に見えないダメージが蓄積されているのだそう。30代以降になると徐々にシミができ始めるのは、こうした紫外線による傷が積み重なってきた結果とも言えます。
シミを防ぐためには、冬や季節に関係なく紫外線は降り注いでいるため、こまめに日焼け止めをこまめにつけることを心掛け、ちょっとした外出の時でも必ず日焼け止めを忘れないように塗るようにしましょう。
また、紫外線により活性酸素が過剰に発生することによって、シミができると言われていますので、活性酸素を抑制する『抗酸化剤』入りの日焼け止めがお勧めです!
特に抗酸化剤のひとつである『フラーレン』は、紫外線に強いという特徴があるため、フラーレン配合の日焼け止めはシミ抑制に高い効果が期待できます。

活性酸素素の種類は多種多様。クリニックでは、そんな活性酸素に打ち勝つために、水溶性・油溶性両方のアプローチができるダブルフラーレンUVが大人気です。お化粧下地としてもお使い頂くことができるのと、『これ1本でファンデーションが要らない』『お肌が疲れない』『使えば使うほどお肌が柔らかくなる』『ニキビ肌でも使える』等、多くのお喜びの声を頂いております。
輝く透き通るような明るい肌へ導くだけではなく5年後、10年後、未来のシミケアを!
くすみができるメカニズム
くすみが起こる原因はひとつではありません。様々な要因によって全体的にお肌のトーンが下がり、くすみとなって自覚します。
お肌がくすんで見える一例として、下記のような原因が考えられます。
①お肌の水分が少ない
理想的な状態は、お肌の内側に水分がしっかり保たれていること。お肌のうるおいが保たれていれば、肌表面が滑らかに整うため、光を均一に反射しお肌に透明感があるように見えます。
しかし、お肌が乾燥することにより肌表面の角層がめくれ、けば立ってしまうため、肌の表面に陰影ができ、肌のトーンが下がり、くすんだように見えてしまいます。
こうした乾燥性のくすみには、しっかりと保湿することが大切。保湿ケアは冬だけでなく、真夏でも季節を問わず丁寧に行うようにしましょう。
②ターンオーバーの遅延
健康なお肌は、一定のサイクルで生まれ変わっていると言われており、この仕組みをターンオーバーと呼びます。
このターンオーバーは通常28日周期で行われていますが、紫外線やストレスなどの影響を受けるとターンオーバーが乱れ不要な角質が剥がれ落ちずにお肌に残り、角質が分厚くなってしまう「角質肥厚」の状態に。その結果、肌がくすんで見えてしまいます。
ターンオーバーの遅延によるくすみには、洗顔やクレンジングでメイクオフをしっかりと行いましょう。ただし、お肌にダメージを加えるとターンオーバーがさらに乱れてしまう原因になるので、汚れを取るためにゴシゴシと擦るのはNGです!35度くらいのぬるま湯で洗顔をするなど、お肌をできるだけ刺激しないように優しく負担のないケアを心がけましょう。

剥がさない角質ケアができるため、お肌に負担をかけずに使用していただくことができます。
化粧水前のお肌の土台作りに。ピールローションでのワンステップをぜひ取り入れてみて。
③紫外線の影響
紫外線を浴びることによってメラニンが活性化し、過剰に生成されると、シミができるだけでなく肌トーンが下がり、全体的にくすんで見える原因にもなります。
紫外線によるくすみも、シミと同様紫外線対策が重要です!いつどんな時も日焼け止めをつけるようにしましょう。
色素沈着のメカニズム
色素沈着にはいくつか種類がありますが、代表的なものは「炎症後色素沈着」です。お肌に炎症や傷などの刺激が起こると、メラニンの産生がによって茶色く色がつき、色素沈着が起こりやすくなります。
色素沈着を防ぐためには、とにかく肌の炎症を防ぐこと!お肌に起こる摩擦によって、炎症が起こるリスクがあるため、メイクをする時・オフする時に、こすらないように気を付けるだけでも色素沈着のリスクはぐっと下がりますよ。
美白を妨げる原因、活性酸素
こうしたシミやくすみなどの肌トラブルには、実は『活性酸素』も関わっていると言われています。
『活性酸素』は、呼吸によって体内に取り込まれた酸素の数%が活性化したもの。悪者と思われがちな『活性酸素』ですが、実は体内の代謝過程においてなくてはならない存在です。例えば白血球から産生される『活性酸素』は体内の細菌をやっつける働きをし、肝臓中の『活性酸素』は異物や薬物を分解排泄するなど、とても大切な役割を担っています。
ところが、この『活性酸素』は呼吸以外でも、紫外線を浴びた時や、強いストレスを感じた時などにも発生すると言われています。こうした外部の刺激を受けて大量に発生した『活性酸素』は、逆に正常な細胞まで攻撃するようになり、お肌のトラブルの原因に。皮脂の酸化が進み、肌の老化や乾燥、肌荒れやニキビなどにつながります。
つまり、美しいお肌を保つためには、『活性酸素』を必要以上に作らせないこと がとても重要なのです。
活性酸素はどうやって防ぐの?その対策とは
それでは、どのようにしたら『活性酸素』の大量発生を防ぐことができるのでしょうか。
1つは、紫外線をできるだけ浴びないようにすることです。日焼け止めや日傘などを活用して、紫外線をシャットアウトするようにしましょう。

ですが、このような物理的な対策には限界があります。
そこで有効になるのが抗酸化剤です。
抗酸化剤には『フラーレン』をはじめ様々な成分がありますので、こうした抗酸化剤が配合された化粧品を取り入れることがお勧めです。
後編では美白対策についてより掘り下げた内容をお届けしたいと思います。お楽しみに!
[ 資格 ]日本形成外科学会認定 形成外科専門医
[ 所属学会 ]日本形成外科学会/日本美容外科学会/日本創傷外科学会
▼ 吉武 先生 監修「BEAUTY MALL(ビューティーモール)」
ビューティーモール