【Q17】たるみやくすみに直結する?!糖化やカルボニル化を避ける方法が知りたい!|ビューティQ&A
いま、雑誌やテレビ番組の「エイジングケア特集」で話題になっている糖化やカルボニル化というキーワード。肌老化の大きな原因だというし、知らないうちにたるみ・くすみが進んでしまうのではないか、とても心配になりますよね。糖化やカルボニル化とはいったいどういう現象で、肌にどんな悪影響があるのか。また、どうやって防ぐことができるのか知っておきたい!
この願いに応えてくれるのは、フラーレン研究歴10年、ビタミンC60バイオリサーチ株式会社 青島央江さん。「糖化やカルボニル化とは?」という解説から、その改善策まで、わかりやすくANSWER!
【A】糖分の取りすぎや血糖値が急激に上がる食生活などが原因となり、タンパク質に糖が結合する現象です!
糖化とは、体内でタンパク質と余分な糖が結びついて、タンパク質が変性、または、劣化して“AGEs”という老化物質を生成する反応のことです。この“AGEs”が真皮のコラーゲンに蓄積すると、肌の弾力の低下につながり、たるみやシワへと展開していきます。
【A】肌にダイレクトに働きかけるなら、フラーレンによるケアが有効です。
抗糖化対策としては、糖分の多い食品を控える、血糖値の急激な上昇を抑えるために、食事のときは野菜から食べる、食事を抜かない、炭水化物を減らすなど、いろいろな方法があります。ただ、肌に対して直接的にアピールするならば、抗酸化成分が配合されたスキンケアが効果的。
その理由は、老化物質“AGEs”が産生させる過程には酸化が関わっているからです。その酸化を抑えることが糖化を防ぐことに直結します。フラーレンは、“抗酸化成分の王様”といわれるほどの抗酸化力を備え、ビタミンCなど、ほかの抗酸化成分と比較しても “AGEs”の産生を抑制するという実験結果があります。
カルボニル化とは、酸化した脂質とタンパク質が結びついて変成したタンパク質のこと。その“カルボニル蛋白”が蓄積すると、肌を黄色っぽくくすんで見せるだけでなく、角質層の水分低下などの原因になり、肌を乾燥させて、シワにも関係すると考えられています。また、紫外線を浴びると“カルボニル蛋白”が活性酸素の発生につながり、その活性酸素が脂質を増加させることで、さらに“カルボニル蛋白”の蓄積が進むという悲劇のループ状態に陥ってしまうのです。
【A】フラーレンは、“カルボニル蛋白”の生産を抑制します!
多くの臨床実験から、フラーレンは、紫外線によって発生する活性酸素を抑制することができ、カルボニル化を加速させる負のループに「待った!」をかけることができます。一度、カルボニル化してしまったタンパク質は、とても頑固。そのため、予防がとても大切です。今はまだ、黄ぐすみを感じてなくても、先手のケアとしてフラーレンを取り入れることをおすすめします。
糖化とカルボニル化は、特別な環境だからなるわけではなく、ちょっと甘いものを食べ過ぎたり、質のよくない油を摂ったり、食生活が乱れたり…といった、誰でもなる可能性がある恐ろしい老化現象だということがわかりました。その悩みから救ってくれるフラーレンは、現代女性のお守り的存在ですね!
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この願いに応えてくれるのは、フラーレン研究歴10年、ビタミンC60バイオリサーチ株式会社 青島央江さん。「糖化やカルボニル化とは?」という解説から、その改善策まで、わかりやすくANSWER!
【Q】糖化とはどういう状態? どうして起こってしまうの?
【A】糖分の取りすぎや血糖値が急激に上がる食生活などが原因となり、タンパク質に糖が結合する現象です!
糖化とは、体内でタンパク質と余分な糖が結びついて、タンパク質が変性、または、劣化して“AGEs”という老化物質を生成する反応のことです。この“AGEs”が真皮のコラーゲンに蓄積すると、肌の弾力の低下につながり、たるみやシワへと展開していきます。
【Q】糖化を防ぐ方法を教えてください!
【A】肌にダイレクトに働きかけるなら、フラーレンによるケアが有効です。
抗糖化対策としては、糖分の多い食品を控える、血糖値の急激な上昇を抑えるために、食事のときは野菜から食べる、食事を抜かない、炭水化物を減らすなど、いろいろな方法があります。ただ、肌に対して直接的にアピールするならば、抗酸化成分が配合されたスキンケアが効果的。
その理由は、老化物質“AGEs”が産生させる過程には酸化が関わっているからです。その酸化を抑えることが糖化を防ぐことに直結します。フラーレンは、“抗酸化成分の王様”といわれるほどの抗酸化力を備え、ビタミンCなど、ほかの抗酸化成分と比較しても “AGEs”の産生を抑制するという実験結果があります。
【Q】カルボニル化ってどのような状態? どんな肌ダメージがあるの?
【A】質の悪い油の取りすぎなどによって、タンパク質が変性。黄ぐすみやシワの原因に。カルボニル化とは、酸化した脂質とタンパク質が結びついて変成したタンパク質のこと。その“カルボニル蛋白”が蓄積すると、肌を黄色っぽくくすんで見せるだけでなく、角質層の水分低下などの原因になり、肌を乾燥させて、シワにも関係すると考えられています。また、紫外線を浴びると“カルボニル蛋白”が活性酸素の発生につながり、その活性酸素が脂質を増加させることで、さらに“カルボニル蛋白”の蓄積が進むという悲劇のループ状態に陥ってしまうのです。
【Q】カルボニル化をできるだけ避ける方法は?
【A】フラーレンは、“カルボニル蛋白”の生産を抑制します!
多くの臨床実験から、フラーレンは、紫外線によって発生する活性酸素を抑制することができ、カルボニル化を加速させる負のループに「待った!」をかけることができます。一度、カルボニル化してしまったタンパク質は、とても頑固。そのため、予防がとても大切です。今はまだ、黄ぐすみを感じてなくても、先手のケアとしてフラーレンを取り入れることをおすすめします。
糖化とカルボニル化は、特別な環境だからなるわけではなく、ちょっと甘いものを食べ過ぎたり、質のよくない油を摂ったり、食生活が乱れたり…といった、誰でもなる可能性がある恐ろしい老化現象だということがわかりました。その悩みから救ってくれるフラーレンは、現代女性のお守り的存在ですね!
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青島央江/ビタミンC60バイオリサーチ株式会社 研究開発本部マネージャー 博士(工学)