【Q14】知っているようで、実はくわしく知らない「抗酸化」について教えて!|ビューティQ&A
「フラーレンは、抗酸化力が高い!」「アンチエイジングには抗酸化成分が必要」など、よく耳にする“抗酸化”というキーワード。
いったいどういう意味? そもそも酸化ってどういうこと? 老化と深く関係する言葉だからこそ、きちんと学んでおきたい!
今回もフラーレン研究者歴10年以上、ビタミンC60バイオリサーチ株式会社 青島央江さんにお話を伺ってきました。
リンゴの切り口が茶色くなる、ワインの味が変わる……、こんな変化を体験したことは誰にでもあると思います。
これは、リンゴやワインに含まれる成分が酸素と結びついて変化をした現象であり、これを「酸化」といいます。「酸化」は、私たち人間の体でも起こることです。
人間は、日々、大量の酸素を体内に取り入れて呼吸をし、血液の循環を促して、栄養を運び、エネルギーをつくります。私たちが生きていくためには、酸素は不可欠な存在というのは周知の通り。
しかし、この酸素がほかのものと結びついて「酸化」すると、体や肌に悪い影響を及ぼすこともあります。
体内に取り入れた酸素のごくわずかな量が、体内を酸化させる活性酸素へ変化すると考えられています。
もともと活性酸素は、ウイルスや細菌を退治するなど、大切な役割がありますが、これが必要以上に増えすぎると体を攻撃する脅威へと変身します。
さらに、この活性酸素と似た働きをするのがフリーラジカル。フリーラジカルは、かならずしも、酸素から生成されるものではなく、紫外線や刺激性の化粧品成分、ストレスなどによって大量につくられます。
活性酸素やフリーラジカルが過剰に発生すると、細胞レベルでダメージが起こり、シミやシワ、たるみ、くすみ、毛穴の開きなど、さまざまな肌老化や、がんや生活習慣病などの原因になります。
活性酸素やフリーラジカルによる酸化ダメージを抑えることが“抗酸化”というわけです。
目の敵にしがいがちな活性酸素ですが、実は私たちの健康を保つためには欠かせない存在だったようです。しかし、過剰に発生した場合は正常な細胞にまでダメージを与えてしまうことも真実……。
活性酸素の正しい知識をもとに、うまく付き合っていきましょう。
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いったいどういう意味? そもそも酸化ってどういうこと? 老化と深く関係する言葉だからこそ、きちんと学んでおきたい!
今回もフラーレン研究者歴10年以上、ビタミンC60バイオリサーチ株式会社 青島央江さんにお話を伺ってきました。
【A】「抗酸化」とは、細胞にダメージをあたえる活性酸素やフリーラジカルを消去する働きです。
リンゴの切り口が茶色くなる、ワインの味が変わる……、こんな変化を体験したことは誰にでもあると思います。
これは、リンゴやワインに含まれる成分が酸素と結びついて変化をした現象であり、これを「酸化」といいます。「酸化」は、私たち人間の体でも起こることです。
人間は、日々、大量の酸素を体内に取り入れて呼吸をし、血液の循環を促して、栄養を運び、エネルギーをつくります。私たちが生きていくためには、酸素は不可欠な存在というのは周知の通り。
しかし、この酸素がほかのものと結びついて「酸化」すると、体や肌に悪い影響を及ぼすこともあります。
体内に取り入れた酸素のごくわずかな量が、体内を酸化させる活性酸素へ変化すると考えられています。
もともと活性酸素は、ウイルスや細菌を退治するなど、大切な役割がありますが、これが必要以上に増えすぎると体を攻撃する脅威へと変身します。
さらに、この活性酸素と似た働きをするのがフリーラジカル。フリーラジカルは、かならずしも、酸素から生成されるものではなく、紫外線や刺激性の化粧品成分、ストレスなどによって大量につくられます。
活性酸素やフリーラジカルが過剰に発生すると、細胞レベルでダメージが起こり、シミやシワ、たるみ、くすみ、毛穴の開きなど、さまざまな肌老化や、がんや生活習慣病などの原因になります。
活性酸素やフリーラジカルによる酸化ダメージを抑えることが“抗酸化”というわけです。
目の敵にしがいがちな活性酸素ですが、実は私たちの健康を保つためには欠かせない存在だったようです。しかし、過剰に発生した場合は正常な細胞にまでダメージを与えてしまうことも真実……。
活性酸素の正しい知識をもとに、うまく付き合っていきましょう。
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青島央江/ビタミンC60バイオリサーチ株式会社 研究開発本部マネージャー 博士(工学)