これまででご紹介した通り、フラーレンはとても美容効果が高いとされていて、優秀な成分といえます。
抗酸化力が高く、複数の活性酸素の対策にも力を発揮してくれます。知ったらみんなが飛びついてしまうような、そんな成分だと思うのですが……。

化粧品をチェックしても、ビタミンCやEはよく見かけるし、「ビタミンC ローションを使っています！」というユーザーも身近にたくさんいます。それら以上の実力を誇るフラーレンならもっと有名になってもいい気がします。それなのに、どうして知名度が低いのでしょうか。

A. フラーレンはとても貴重な原料。そのため、原料費の壁が一因かもしれません。

実は、この質問は、よくいただきます。
「なぜ、こんなにも強い抗酸化力を持ちながらも、もっとメジャーな成分にならないのだろう」と疑問を持たれるようですが、コスメの価格競争が激しい現代において、原材料の価格が高いという点がひとつのネックになっている可能性が考えられます。
実際、フラーレンとビタミンCやEを比較すると、原料の価格には大きな差があります。けれど、考え方によっては、価格の壁を越えてでもフラーレンを配合しているコスメは、本気で美を追究している逸品といえるかもしれません。その勲章ともいえるのが、結果へとつながるフラーレン原料濃度（1％以上）を示す「フラーレンマーク」です（フラーレンマークについてはこちらの記事を参照→【Q3】「フラーレンマーク」にはどんなものがあるの？｜ビューティQ&A ）。
ぜひ、コスメ選びの参考にしてみてください。

いつまでも若くいたいというのは、女性なら誰でも願うこと。
そのためには老化を招く大きな要因となる活性酸素との戦いは避けることはできず、その盾となるのが抗酸化成分です！ビタミンC配合コスメを愛用しているから十分！アスタキサンチンやピクノジェノールなどイマドキな抗酸化成分を使っているから万全！という認識だけでは不十分かも……。
フラーレンも活用して肌の時間軸を巻き戻しましょう！

前のQ＆Aへ ≪ ≫ 次のQ＆Aへ