シワはなぜできる?知らないと怖い肌老化~わかばクリニックの工藤先生にインタビュー VOL.1
気付くと大きく深くなっていくシワ。シワは肌老化の症状ですが、そもそも肌老化を防ぐことはできるのでしょうか?
肌の若々しさの基盤となる水分量・皮脂量・コラーゲン量は、女性ホルモン(エストロゲン)量とも深く関わっているもの。女性ホルモンは20代~30代前半をピークに減少を始め、更年期からは急速に減少してしまいます。女性ホルモンが低下すると、肌の生まれ変わりが遅くなり、皮膚が薄くなります。その結果、肌の免疫力の落ちていき、ダメージが蓄積されていくのです。
このように年齢に応じて肌老化は進んでいくものですが、正しい知識を身につけることで老化を遅らせ、ハリ肌をキープする肌力をつけることはできます!今回はわかばクリニックの工藤清加先生に肌老化のメカニズムと対処法を伺います。
肌が老化する原因は複数ありますが、最も大きな割合を占めるのは「光老化」だと言われています。光老化は、紫外線、ブルーライト、近赤外線などの体に有害な光を浴びることによって生じるもの。特にこれから強くなる紫外線の影響が大きく、老化の証としてシミ・シワ・皮膚のざらつき・くすみなどの症状があらわれます。
一般的には30代半ばから光老化の症状があらわれやすくなり、それまでのスキンケアによって肌状態が大きく左右されます。20代からコツコツとスキンケアを続けていた人は30代半ばになっても比較的若々しい肌をキープできるのです。
光老化のほかにも、細胞の酸化(活性酸素の増加)、糖化、肌の乾燥、加齢、女性ホルモンの低下などが老化の原因になりますが、まずは光老化の予防から始めるのが効率的でしょう。特に日焼け止めはマストアイテム!塗り忘れないように気をつけてくださいね。
紫外線などによる光老化は、シワの大きな原因のひとつです。紫外線やブルーライト、近赤外線などの有害な光は、肌の弾力を保つコラーゲンの束を酵素により切断したり、同じく弾力を保つエラスチンを変性させたりすることがあり、肌の弾力を失いやすくなります。その結果、肌がたるみやすくなり、大きな溝のようなシワができてしまうことも…。
また、軽視しがちなのが肌の乾燥。肌の水分量が低下すると皮膚が薄くなりやすく、さらにごわつきや小ジワの原因になります。肌の乾燥を放置せず、季節に合わせてスキンケア用品を変えたり、こまめな保湿を心がけたりしてケアを怠らないことが大切です。
そして、加齢による天然保湿因子(NMF)、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、皮脂の低下もシワに大きく関わっています。30代に入ったらアンチエイジング用のスキンケアラインにチェンジしたり、エンジングケアができるアイテムを取り入れたりしてスキンケアに力を入れていく必要があるでしょう。
眉間などの表情ジワは、顔の筋肉の緊張が主な原因です。これはシワが起こる表情をしないのが一番!また、顔ヨガなどでストレッチをして、体の筋肉をほぐす習慣をつけましょう。
「抗酸化」という言葉を聞いたことはありませんか?もはや抗酸化はアンチエイジングの常識。鉄は空気(酸素)に触れると錆びますよね。人の体も同じで、呼吸によって取り入れた酸素によって、体内で酸化反応が起こっているのです。
酸化反応によって発生し、細胞にダメージを与えるのが「活性酸素」。活性酸素とはその名の通り「活性化した反応性の高い酸素」のことで、本来は体を外敵から守る必要なものですが、過剰な活性酸素は強い酸化力を持ちます。そのため、体内のあらゆる細胞や臓器を攻撃し、肌や体の老化や病気を促進してしまうのです。肌トラブルだけでなく、生活習慣病にもかかりやすくなるのが怖いところ。
活性酸素が増える要因は、紫外線・喫煙・ストレス・食品添加物・大気汚染・多量の飲酒などが挙げられます。たくさんの要因がありますから、普通に生活しているとどうしても活性酸素が増えてしまいがちです。
活性酸素が増えると、肌の基盤となる弾力成分・コラーゲンや細胞と反応してダメージを与え、ハリを奪い、硬く老化した肌になってしまいます。最近、急にシミが増えたり、シワが増えたりした方は要注意!活性酸素が増加しているサインかもしれません。
こうした活性酸素ができる要因をすべて排除することは難しいかもしれませんが、どれかひとつでも改善できるように心がけましょう。なるべく自炊をしてビタミンやミネラルを積極的に取り入れたり、多量の飲酒を控えたりするだけでも肌状態は改善されていきます。フラーレンやビタミンCなどが配合された、抗酸化力のある化粧品を活用してスキンケアに力を入れるのもおすすめ!
健康的な輝きを内側から放つような美肌を目指しましょう。
工藤 清加(くどう さやか)/医療法人社団 健徳会 わかばクリニック 院長
「美容皮膚科」という言葉すら無い時代よりアンチエイジング医療に特化し、健康美容をトータルに捉えた総合医療を提供。安全性と仕上がりの自然さを重視した治療と丁寧なカウンセリングで、長年にわたり「お肌の主治医」として通院するモデルやVIPも多数。
▼工藤清加 監修のフラーレン化粧品「Fullacera(フラセラ)」
https://www.fullacera.com
肌の若々しさの基盤となる水分量・皮脂量・コラーゲン量は、女性ホルモン(エストロゲン)量とも深く関わっているもの。女性ホルモンは20代~30代前半をピークに減少を始め、更年期からは急速に減少してしまいます。女性ホルモンが低下すると、肌の生まれ変わりが遅くなり、皮膚が薄くなります。その結果、肌の免疫力の落ちていき、ダメージが蓄積されていくのです。
このように年齢に応じて肌老化は進んでいくものですが、正しい知識を身につけることで老化を遅らせ、ハリ肌をキープする肌力をつけることはできます!今回はわかばクリニックの工藤清加先生に肌老化のメカニズムと対処法を伺います。
肌老化の最大の原因は「光老化」
肌が老化する原因は複数ありますが、最も大きな割合を占めるのは「光老化」だと言われています。光老化は、紫外線、ブルーライト、近赤外線などの体に有害な光を浴びることによって生じるもの。特にこれから強くなる紫外線の影響が大きく、老化の証としてシミ・シワ・皮膚のざらつき・くすみなどの症状があらわれます。
一般的には30代半ばから光老化の症状があらわれやすくなり、それまでのスキンケアによって肌状態が大きく左右されます。20代からコツコツとスキンケアを続けていた人は30代半ばになっても比較的若々しい肌をキープできるのです。
光老化のほかにも、細胞の酸化(活性酸素の増加)、糖化、肌の乾燥、加齢、女性ホルモンの低下などが老化の原因になりますが、まずは光老化の予防から始めるのが効率的でしょう。特に日焼け止めはマストアイテム!塗り忘れないように気をつけてくださいね。
シワはなぜできる?ピンと上向きの肌を作るための対処法
紫外線などによる光老化は、シワの大きな原因のひとつです。紫外線やブルーライト、近赤外線などの有害な光は、肌の弾力を保つコラーゲンの束を酵素により切断したり、同じく弾力を保つエラスチンを変性させたりすることがあり、肌の弾力を失いやすくなります。その結果、肌がたるみやすくなり、大きな溝のようなシワができてしまうことも…。
また、軽視しがちなのが肌の乾燥。肌の水分量が低下すると皮膚が薄くなりやすく、さらにごわつきや小ジワの原因になります。肌の乾燥を放置せず、季節に合わせてスキンケア用品を変えたり、こまめな保湿を心がけたりしてケアを怠らないことが大切です。
そして、加齢による天然保湿因子(NMF)、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、皮脂の低下もシワに大きく関わっています。30代に入ったらアンチエイジング用のスキンケアラインにチェンジしたり、エンジングケアができるアイテムを取り入れたりしてスキンケアに力を入れていく必要があるでしょう。
眉間などの表情ジワは、顔の筋肉の緊張が主な原因です。これはシワが起こる表情をしないのが一番!また、顔ヨガなどでストレッチをして、体の筋肉をほぐす習慣をつけましょう。
肌のサビつきに要注意!抗酸化力を身につけよう
「抗酸化」という言葉を聞いたことはありませんか?もはや抗酸化はアンチエイジングの常識。鉄は空気(酸素)に触れると錆びますよね。人の体も同じで、呼吸によって取り入れた酸素によって、体内で酸化反応が起こっているのです。
酸化反応によって発生し、細胞にダメージを与えるのが「活性酸素」。活性酸素とはその名の通り「活性化した反応性の高い酸素」のことで、本来は体を外敵から守る必要なものですが、過剰な活性酸素は強い酸化力を持ちます。そのため、体内のあらゆる細胞や臓器を攻撃し、肌や体の老化や病気を促進してしまうのです。肌トラブルだけでなく、生活習慣病にもかかりやすくなるのが怖いところ。
活性酸素が増える要因は、紫外線・喫煙・ストレス・食品添加物・大気汚染・多量の飲酒などが挙げられます。たくさんの要因がありますから、普通に生活しているとどうしても活性酸素が増えてしまいがちです。
活性酸素が増えると、肌の基盤となる弾力成分・コラーゲンや細胞と反応してダメージを与え、ハリを奪い、硬く老化した肌になってしまいます。最近、急にシミが増えたり、シワが増えたりした方は要注意!活性酸素が増加しているサインかもしれません。
こうした活性酸素ができる要因をすべて排除することは難しいかもしれませんが、どれかひとつでも改善できるように心がけましょう。なるべく自炊をしてビタミンやミネラルを積極的に取り入れたり、多量の飲酒を控えたりするだけでも肌状態は改善されていきます。フラーレンやビタミンCなどが配合された、抗酸化力のある化粧品を活用してスキンケアに力を入れるのもおすすめ!
健康的な輝きを内側から放つような美肌を目指しましょう。
工藤 清加(くどう さやか)/医療法人社団 健徳会 わかばクリニック 院長
「美容皮膚科」という言葉すら無い時代よりアンチエイジング医療に特化し、健康美容をトータルに捉えた総合医療を提供。安全性と仕上がりの自然さを重視した治療と丁寧なカウンセリングで、長年にわたり「お肌の主治医」として通院するモデルやVIPも多数。
▼工藤清加 監修のフラーレン化粧品「Fullacera(フラセラ)」
https://www.fullacera.com