活性酸素の話【1】 活性酸素はどうしてできる?
すいへーりーべーぼくのふね・・・・昔の化学の授業で酸素はどういう性質を持つと習ったか思い出してみてください。と言っても普通は思い出せないですよね。
活性酸素が憎いとは言ってもどうして憎いのか?ほんとに悪なのか?活性じゃない酸素は善なのか?少し酸素について知ってみましょう。
当然、活性酸素が嫌と言っても酸素なしでは人は生きていけません。
ダイエットでよく使われることばとして「脂肪燃焼」があると思います。実際に身体が燃えてないのになぜ燃焼というのでしょうか?車のエンジンはガソリン(油)と酸素を混ぜて燃やしてエネルギーを取り出しています。イメージとしては体内でも同じで、脂質や糖類などと酸素を反応させることで発生するエネルギーが生体活動を支えています。エネルギーを得る仕組みがエンジンなどとよく似ているので、「脂肪燃焼」というのですね。
車のエンジンも酸素が無いと動かないように、人も酸素が無いとエネルギー切れになってしまいます。実は酸素は非常に効率よくエネルギーを生み出す物質のひとつで、一部の細菌を除くほとんどの地球上の生き物は酸素を使って栄養を燃やしエネルギーを生み出しています。
活性酸素は紫外線で発生する悪いヤツというイメージを持っている方が多いかもしれませんが、実は私達の身体は活性酸素を自ら生み出して活用しています。
白血球は、細菌などをやっつけるために活性酸素を作っていますし、肝臓では異物や薬物を分解排泄するために活性酸素を活用しています。生きるためのエネルギーを作り出す以外にも、殺菌や薬物代謝などで活性酸素のお世話になっているのです。
活性酸素が細胞で生み出され役立っていることを紹介しましたが、過剰に発生した場合、活性酸素は正常な細胞まで攻撃してしまいます。
では、細胞は自分で作り出す活性酸素の害をどうやって防いでいるのでしょうか?サプリ等でおなじみのビタミンCやEによる活性酸素消去の他に、SOD(スーパー・オキサイド・ディムスターゼ)やカタラーゼと呼ばれる酵素も細胞は作り出しています。この酵素は活性酸素を効率よく無害化する酵素です。細胞は活性酸素を利用する反面、それを抑制する機能も持っているんですね。
次回は、敵を知るにはまず知識というわけで、少し化学のお話をしていきたいと思います。活性酸素の正しい知識を身につけ、うまく活性酸素と付き合っていきましょう。それではまた。
活性酸素が憎いとは言ってもどうして憎いのか?ほんとに悪なのか?活性じゃない酸素は善なのか?少し酸素について知ってみましょう。
酸素は生きていくのに必要
当然、活性酸素が嫌と言っても酸素なしでは人は生きていけません。
ダイエットでよく使われることばとして「脂肪燃焼」があると思います。実際に身体が燃えてないのになぜ燃焼というのでしょうか?車のエンジンはガソリン(油)と酸素を混ぜて燃やしてエネルギーを取り出しています。イメージとしては体内でも同じで、脂質や糖類などと酸素を反応させることで発生するエネルギーが生体活動を支えています。エネルギーを得る仕組みがエンジンなどとよく似ているので、「脂肪燃焼」というのですね。
車のエンジンも酸素が無いと動かないように、人も酸素が無いとエネルギー切れになってしまいます。実は酸素は非常に効率よくエネルギーを生み出す物質のひとつで、一部の細菌を除くほとんどの地球上の生き物は酸素を使って栄養を燃やしエネルギーを生み出しています。
役に立つ活性酸素
活性酸素は紫外線で発生する悪いヤツというイメージを持っている方が多いかもしれませんが、実は私達の身体は活性酸素を自ら生み出して活用しています。
白血球は、細菌などをやっつけるために活性酸素を作っていますし、肝臓では異物や薬物を分解排泄するために活性酸素を活用しています。生きるためのエネルギーを作り出す以外にも、殺菌や薬物代謝などで活性酸素のお世話になっているのです。
活性酸素で身体は傷つかないのか?
活性酸素が細胞で生み出され役立っていることを紹介しましたが、過剰に発生した場合、活性酸素は正常な細胞まで攻撃してしまいます。
では、細胞は自分で作り出す活性酸素の害をどうやって防いでいるのでしょうか?サプリ等でおなじみのビタミンCやEによる活性酸素消去の他に、SOD(スーパー・オキサイド・ディムスターゼ)やカタラーゼと呼ばれる酵素も細胞は作り出しています。この酵素は活性酸素を効率よく無害化する酵素です。細胞は活性酸素を利用する反面、それを抑制する機能も持っているんですね。
次回は、敵を知るにはまず知識というわけで、少し化学のお話をしていきたいと思います。活性酸素の正しい知識を身につけ、うまく活性酸素と付き合っていきましょう。それではまた。
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