クラスに必ずいる「人気者」。多くの友人から信頼され、誰とでも親しく話すことができる人っていますよね！フラーレンはまさに化粧品成分の「人気者」ですが、人気者に親友がいるように、フラーレンにも親友がいます。それは、ビタミンC。フラーレンとビタミンCの仲良しのヒミツ、教えちゃいます！

“攻め”のビタミンC、“守り”のフラーレン

ビタミンCとフラーレン、どちらも主なはたらきは抗酸化ですが、抗酸化メカニズムの違いから、ビタミンCは短距離選手、フラーレンは長距離選手と言われています。速効型のビタミンC、抗酸化力が長く続きじっくりと効果を発揮するフラーレン、といったところでしょうか。
ビタミンCにはコラーゲンを作ったりメラニンを還元したりという作用があり、肌に積極的な“攻め”の効果を発揮しますが、フラーレンは活性酸素を除去することで美白やシワ改善の効果をもたらすため、自らが肌の細胞に働きかけて美容効果をもたらすような成分とは少し違います。フラーレンは、活性酸素の害からお肌を守るという意味で、“守り”の成分と言えるでしょう。
美肌づくりに限らず、何事も“攻め”と“守り”どちらも必要です。ビタミンCとフラーレンが配合されている化粧品は、まさに攻守ともに優れたコスメと言えますね。

フラーレンとビタミンCを併用すると・・？

では、フラーレンとビタミンCを一緒に配合することで得られるメリットは何でしょうか？

1．抗酸化効果がUP！
ビタミンCもしくはフラーレン単体でも十分抗酸化効果を発揮し、また炎症を抑える効果が確認されています。しかし、ビタミンCとフラーレンを同時に配合することで、より高い抗酸化力・炎症を抑える効果が確認されています。どちらも抗酸化成分なので、「1＋1＝2になるのは当然！」と思われるかもしれませんが、科学の世界では意外と、良い相乗効果が得られないことも多いのです。しかし、フラーレンとビタミンCを併用することで抗酸化力が高くなるという効果は、データに裏付けされた確かな結果なのです。

2．コラーゲンの生産能力がUP！
ビタミンCはコラーゲンを作り出す効果があります。お肌のハリを保つには大事な効果ですね。ところが活性酸素が存在すると、ビタミンCは抗酸化成分として働いてしまい、コラーゲンを作るための力がなくなってしまいます。そこで、フラーレンの登場です。フラーレンをビタミンCと一緒に配合しておけば、フラーレンが活性酸素を除去してビタミンCがコラーゲンを生産してくれます。ビタミンCのみの場合と比較して、1.3倍のコラーゲン量を作り出すことができるようになるのです。


お肌にハリを与え、活性酸素ケアもしてくれる「ビタミンC＋フラーレン」。エイジングケアに、このコンビは欠かせない存在ですね！