化粧品の世界大会にフラーレンも最新データを発表!
化粧品の世界大会って?
皆さん、「化粧品の世界大会」って聞くと、なんだかワクワクしませんか?実は毎年、世界中の化粧品メーカーや化粧品原料メーカーの技術者が集まり、最新の研究成果を発表する“IFSCC”という世界大会が開催されているのです。
2016年はアメリカのオーランドで開催され、ロレアルやエスティーローダーといった世界的に有名なブランドから、中国や南米の化粧品メーカーまで数多くの会社が参加しており、日本からも資生堂やコーセー、ポーラ等、数多くの大手化粧品メーカーが参加していました。
IFSCC: International Federation of Societies of Cosmetic Chemists
最新の研究成果を発表!
各研究者からの最新の研究成果発表は、スキンケアだけでなく、日焼け止めやメイクアップ、ヘアケア、フレグランス等、様々な分野にわたります。また技術的な話ばかりではなく、世界中の化粧品市場のトレンドや、環境保全のためのルール作り、化粧品の安全性に関するものなど、テーマも豊富。どの発表会場も今後の化粧品開発を担う研究者たちの熱気で溢れかえっていました。
フラーレンの研究成果も発表!
そんな中、なんとフラーレンの最新の研究成果も発表されていました。今回はリポソーム化されて肌なじみの良いことで人気のモイストフラーレンについて。モイストフラーレンがエイジングケア効果だけでなく、肌のうるおいや透明度をアップさせる効果があることが確認されたと発表されていました。これは肌なじみが抜群で、浸透力が高いリポソームというカプセルになっているからこその効果だとか。
すでにご存知の方もいると思いますが、フラーレンの美肌効果はこれだけではないんです!美白やシワ、肌荒れの改善など、エイジングケアには欠かすことのできない効果がたくさん。日本だけでなく、海外でも配合が進んでいるそうで、今回も世界中の研究者から注目を集めていたとのこと。フラーレンは世界でも類を見ない独自性の高い原料なので、今後もますます世界中に広まっていくでしょうね。